わかり合えなくても、寄り添えることを知った̶̶
両親を交通事故で亡くした15歳の朝。葬式の席で、親戚たちの心ない言葉が朝を突き刺す。そんな時、槙生がまっすぐ言い放った。「あなたを愛せるかどうかはわからない。でもわたしは決してあなたを踏みにじらない」。槙生は、誰も引き取ろうとしない朝を勢いで引き取ることに。こうしてほぼ初対面のふたりの、少しぎこちない同居生活がはじまった。人見知りで片付けが苦手な槙生の職業は少女小説家。人懐っこく素直な性格の朝にとって、槙生は間違いなく初めて見るタイプの大人だった。対照的なふたりの生活は、当然のことながら戸惑いの連続。それでも、少しずつ確かにふたりの距離は近付いていた。だがある日、朝は槙生が隠しごとをしていることを知り、それまでの想いがあふれ出て衝突してしまう―。
違国日記
Ⓒ2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会
クラユカバ
©塚原重義/クラガリ映畫協會
構想から10年、鬼才 塚原重義による初長編アニメーション映画。
世界中での評価を受けて堂々の日本凱旋上映!!
「はい、大辻探偵社」紫煙に霞むは淡き夢、街場に煙くは妖しき噂…。今、世間を惑わす”集団失踪”の怪奇に、探偵・荘太郎が対峙する!目撃者なし、意図も不明。その足取りに必ず現る"不気味な轍"の正体とは…。手がかりを求め、探偵は街の地下領域"クラガリ"へと潜り込む。そこに驀進する黒鐵(くろがね)の装甲列車と、その指揮官タンネとの邂逅が、探偵の運命を大きく揺れ動かすのであった…!!
クラメルカガリ
©塚原重義/クラガリ映畫協會
監督・塚原重義とシナリオ原案・成田良悟が放つ、
痛快群像エンターテインメント誕生!!
これは人と町とを紡ぐ物語。零細採掘業者がひしめく炭砿町…通称”箱庭(はこにわ)”。
日々迷宮の如く変化するこの町で、地図屋を営む少女ーカガリと、”箱庭”からの脱却を夢想する少年・ユウヤ。
やがて2人は個性豊かな住人たちと共に、町全体を揺るがす謀略へと相対することに…。
果たして”箱庭”の命運は、カガリの描く地図の行末や如何に!
ゴールド・ボーイ
Ⓒ2024 GOLD BOY
きっと、あなたにも殺したい人がいる。
それは完全犯罪のはずだった。まさか少年たちに目撃されていたとは…。
義父母を崖から突き落とす男の姿を偶然にもカメラでとらえた少年たち。事業家の婿養子である男は、ある目的のために犯行に及んだのだ。一方、少年たちも複雑な家庭環境による貧困や、家族関係の問題を抱えていた。
「僕達の問題さ、みんなお金さえあれば解決しない?」朝陽は男を脅迫して大金を得ようと画策する。
「何をしたとしても14歳までは捕まらないよ。少年法で決まってるから」
殺人犯と少年たちの二転三転する駆け引きの末に待ち受ける結末とは……。
<PG12>
湖の女たち
©️2024 映画「湖の女たち」製作委員会
事件の捜査にあたった西湖署の若手刑事・圭介とベテランの伊佐美は、施設の中から容疑者を挙げ、執拗な取り調べを行なっていく。その陰で、圭介は取り調べで出会った介護士・佳代への歪んだ支配欲を抱いていく。
一方、事件を追う週刊誌記者・池田は、この殺人事件と署が隠蔽してきたある薬害事件に関係があることを突き止めていくが、捜査の先に浮かび上がったのは過去から隠蔽されてきた恐るべき真実・・・。それは、我々の想像を超えた過去の闇を引き摺り出すー。そして、後戻りできない欲望に目覚めてしまった、刑事の男と容疑者の女の行方とはー。
観る者の理性と感性を激しく揺さぶるヒューマン・ミステリー!
大名倒産
©2023 映画「大名倒産」製作委員会
越後・丹生山(にぶやま)藩の鮭売り・小四郎はある日突然、父から衝撃の事実を告げられる。なんと自分は、〈松平〉小四郎― 徳川家康の血を引く、大名の跡継ぎだと!
庶民から一国の殿様へと、華麗なる転身…と思ったのもつかの間、実は借金100億円を抱えるワケありビンボー藩だった!?
先代藩主・一狐斎は藩を救う策として「大名倒産」つまり藩の計画倒産を小四郎に命じるが、実は全ての責任を押し付け、小四郎を切腹させようとしていた…!残された道は、100億返済か切腹のみ!
小四郎は幼馴染のさよや、兄の新次郎・喜三郎、家臣の平八郎らと共に節約プロジェクトを始めるが、江戸幕府に倒産を疑われ大ピンチ!果たして小四郎は100億を完済し、自らの命と、藩を救うことが出来るのか!?
マリウポリ 7日間の記録
公開 | 2023年 |
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素材 | BD |
- 字幕
時間 | 112分 |
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提供 | オデッサ・エンタテインメント |
監督 | マンタス・クベダラビチウス |
出演 |
© 2022 EXTIMACY FILMS, STUDIO ULJANA KIM, EASY RIDERS FILMS, TWENTY TWENTY VISION
★親ロシア分離派が監督を拘束・殺害 その遺志を継ぎ、
製作チームが完成させたドキュメンタリー
2022年2月、ロシアのウクライナ侵攻は全世界に衝撃を与えた―。ウクライナ東部ドンバス地方のマリウポリは、ロシア軍に侵攻、包囲され、街は廃墟と化した。クヴェダラヴィチウス監督は、侵攻間もない3月に現地入りし、破壊を免れた。教会に避難している数十人の市民らと生活を共にしながら撮影を開始。カメラに収められたのは、死と隣り合わせの悲惨な状況下でも、普通におしゃべりを交わし、助け合い、祈り、料理をし、タバコを吹かし、また次の朝を待つ住民たちの姿だった。だが、現地入りし、取材開始から数日後の3月30日、クヴェダラヴィチウス監督は同地の親ロシア分離派に拘束され、殺害された。助監督だった監督のフィアンセによって撮影済み素材は確保され、遺体とともに帰国。