北海道札幌市。鹿野靖明(大泉洋)は幼い頃より難病の筋ジストロフィーを患い、34歳になる今では体で動かせるのが首と手だけ。24時間365日だれかの介助がないと生きていけない体にも関わらず、医師の反対を押し切って病院を飛び出し、市内のケア付き住宅で自ら集めた大勢のボラ(ボランティアの略称)に囲まれ、自立生活を送っている。わがままで、ずうずうしくて、ほれっぽくて、よくしゃべって…!夜中に突然「バナナ食べたい」と言い出したりする自由すぎる男・鹿野を介助するボラは、彼と付き合いの長いベテランから、新人の大学生まで人さまざま。その一人、医大生の田中(三浦春馬)はいつも鹿野に振り回される日々。ある日たまたま鹿野宅を訪れた田中の恋人・美咲(高畑充希)まで新人ボラに勘違いされてしまう。おまけに鹿野は美咲に一目惚れしてしまい、田中は彼の代わりに愛の告白まで頼まれる始末…!最初は戸惑う美咲だが、鹿野やボラたちと共に時間を過ごす内に、自分に素直になること、夢を追うことの大切さを知っていく。ところが鹿野が突然倒れ、命の危機を迎えてしまう…。
こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ

©2018「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」製作委員会
3世代でにぎやかに暮らす平田家。史枝(夏川結衣)は、育ち盛りの息子ふたりと夫・幸之助(西村まさ彦)、その両親と暮らす主婦。毎朝、弁当を作り、朝食の準備をし、夫と息子ふたりを送り出したら、次は義父母の周造(幸之助の父/橋爪功)と富子(幸之助の母/吉行和子)の食事の面倒、そして洗濯や掃除ー。
夫から月々の生活費を預かり、家計のやりくりをしている史枝は近頃”私も外に働きに出てみたい””フラメンコ教室に通ってみたい”と思いを募らせている。
ある秋の穏やかな昼下がり。家事の合間にうとうとしていた史枝は泥棒に入られ、冷蔵庫に隠しておいたへそくりを盗まれた!!夫から余りに気遣いのない言葉にそれまで溜まっていた不満が爆発!史枝は家を飛び出してしまう。
オケ老人

©2016荒木源・小学館/「オケ老人!」製作委員会
梅が岡高校に赴任してきた数学教師の小山千鶴(杏)は、バイオリンをもう一度演奏したい!という気持ちに駆られ、早速地元でエリートと言われているアマチュア・オーケストラに連絡を取り「入団したい」と伝えると、あっさりOKの返事。翌日、心躍らせながら練習会場の公民館へ向かうが、なんだか様子がおかしい。やってくるのは老人ばかり──。どうやら梅が岡には2つのアマチュアオーケストラが存在し、千鶴が入団したかったオケは「梅が岡フィルハーモニー」(梅フィル)というエリート楽団で、問合せをした「梅が岡交響楽団」(梅響)は老人ばかりのオケだった!
そらのレストラン

(C)2018『そらのレストラン』製作委員会
今日も食卓に、明るい声が響く。ここは道南・せたな町。
海が見える牧場で酪農を営む亘理は、
妻のこと絵、一人娘の潮莉とのしあわせな家族3人暮らし。
自然に寄り添った食を追求する仲間たちに囲まれ、
厳しくも美しい大地で楽しい日々を送っている。
亘理の夢は、自分の牧場の牛乳で、この地でしか食べられないチーズを作ること。
でも師匠のチーズ職人・大谷にはまだ追いつけず、落ち込んだり奮起したりの繰り返しだ。
ある時、札幌から訪れた有名シェフ・朝田に自分たちの食材を激賞され、亘理は一つのアイデアを思いつく。
それは、せたなの おいしいもの を広く届けるため、一日限定のレストランを開くことだった。
だが、納得ゆくチーズが完成せず思い悩んでいたある日、突然大谷が倒れ……。
きみはいい子

©2015「きみはいい子」製作委員会
岡野(高良健吾)は、桜ヶ丘小学校4年2組を受けもつ新米教師。まじめだが優柔不断で、問題に真っ正面から向き合えない性格ゆえか、児童たちはなかなか岡野の言うことをきいてくれず、恋人との仲もあいまいだ。
雅美(尾野真千子)は、夫が海外に単身赴任中のため3歳の娘・あやねとふたり暮らし。ママ友らに見せる笑顔の陰で、雅美は自宅でたびたびあやねに手をあげ、自身も幼い頃親に暴力を振るわれていた過去をもっている。
あきこ(喜多道枝)は、小学校へと続く坂道の家にひとりで暮らす老人。買い物に行ったスーパーでお金を払わずに店を出たことを店員の櫻井(富田靖子)にとがめられ、認知症が始まったのかと不安な日々をすごしている。
とあるひとつの町で、それぞれに暮らす彼らはさまざまな局面で交差しながら、思いがけない「出会い」と「気づき」によって、新たな一歩を踏み出すことになる―。
南極料理人
(C)2009「南極料理人」製作委員会
南極観測隊に料理人として参加した西村淳のエッセイ「面白南極料理人」を映画化。日本から遠く離れた極寒の地で、西村が作る温かい料理を通じて、次第に隊員達の絆が深まっていく。主演は堺雅人。共演に生瀬勝久、きたろう、高良健吾、豊原功補ら個性派が揃う。
オズランド
笑顔の魔法おしえます。

(C)小森陽一/集英社 (C)2018 映画「オズランド」製作委員会
夢と希望にあふれて、彼氏と同じ超一流ホテルチェーンに就職した波平久瑠美に言い渡されたのは、 系列会社が運営する地方の遊園地グリーンランドへの配属辞令だった…!
ふてくされながらも、“魔法使い”と呼ばれる風変わりなカリスマ上司・小塚慶彦と 個性的すぎる従業員たちに囲まれる日々を過ごすうち、 少しずつ働くことの楽しさ・やりがいに気づいていく。
小塚に対して、憧れとも恋ともわからない感情を抱きだしたある日、 久瑠美は小塚の秘密を知ってしまう…
働く人なら誰でも共感する悩みを抱えながら、やがて仕事の極意を掴みとる久瑠美の姿に思わず拍手喝采!!
知っているようで知らない“遊園地の舞台裏”を舞台にした、 最高にハッピーな “お仕事エンターテインメント”が誕生 !!!
おにいちゃんのハナビ
©2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会
白血病を患った華(谷村美月)の療養のため、5年前、須藤一家は東京から新潟県小千谷市片貝町に引っ越してきた。9月9日。毎年、世界一の花火が打ち上げられる“片貝まつり”の日、半年間の入院生活を終えた高校生の華は、19歳の兄・太郎(高良健吾)が自室に引きこもっていることを知る。その夜、来年の自分たちの花火を盛り上げようと気勢をあげる成人会に遭遇した華は、太郎を成人会に参加させようと決意する。乱暴なまでの勢いで家から連れ出した太郎を成人会の集会所に連れていく華だったが、地元育ちでない太郎は入会を断られてしまう。しかし、妹の健気な後押しに勇気付けられた太郎は、新聞配達のアルバイトを始め、新しい生活をスタートさせるのだった。冬も近づいたある日、華の白血病が再発、再び入院生活が始まるが、容態は前回よりも確実に悪化していた。華は、片貝に引っ越してきた5年前、家族4人で見た花火への思いを太郎に告げる。太郎はそんな華の思いを知り、苦労しながらもなんとか成人会への参加を認めてもらう。だが、華の容態はさらに悪化、太郎と母・登茂子(宮崎美子)、父・那昌(大杉漣)は病院に駆けつけるが、家族の思いは届かず、華は帰らぬ人となってしまう……。華の死後、太郎は成人会を辞め、華のために一人で花火をあげるべくアルバイトを増やし、煙火工場の工場長に頼み込んで花火作りを始める。そして9月9日。様々な思いの込められた花火がメッセージの読み上げと共に打ち上がり、メインイベントである成人会の花火で祭りは最高潮に達する。太郎の花火が打ち上がり、赤一色に空が染まった。ひとつふたつと散り逝く花火。最後の火の粉が消えるまで、両親と寄り添いながら太郎はただただ空を見上げているのだった。
島々清しゃ
(C)2016「島々清しゃ」製作委員会
沖縄の慶良間島で暮らす少女うみ(伊東蒼)は天賦の才の音感の持ち主。音色が少しでも違えば「ちんだみ、狂ってる」と言って周囲を困らせている。うみはかつて自分の母親さんご(山田真歩)に、唄が下手だと言ったことで一緒に暮らせなくなったと思っている。母親さんごは自分に唄や踊り才能が無いから、うみと一緒に暮らせないと思い込んでいる。そんなある日ヴァイオリニストの北川祐子(安藤サクラ)が島にやってきたことから、うみは大切なものをしっていくことになる・・・。